日本コマーシャル投資法人(NCI)は14日、2010年2月期決算を発表した。
当期(09年9月1日~10年2月28日)は、営業収益78億1,600万円(前期比▲7.5%)、営業利益26億9,400万円(同▲41.1%)、経常利益4億8,400万円(同▲78.8%)、当期純利益4億8,200万円(同▲78.8%)、1口当たり分配金1,876円(前期8,830円)。
当期は、安定した稼働率確保のため、既存テナントとのリレーション構築に注力、稼働率の維持を図るともに新規テナント誘致にもあたり、フリーレント契約の適用、柔軟なリーシング戦略による営業活動の強化に取り組んだ。
また、財務基盤の安定化のため、オフィスビル1物件を譲渡、売却代金の一部を既存借入金の期限前弁済に充当した。
それらの結果、同期末(10年 2月28日)時点のポートフォリオは、計37物件、総賃貸可能面積32万2,602.85平方メートルとなった。
なお、同期末時点での稼働率は94.5%。
次期は、営業収益73億5,400万円、営業利益35億300万円、経常利益10億7,300万円、当期純利益10億7,300万円、1口当たり分配金4,170円を見込んでいる。