アトラクターズ・ラボ(株)は16日、マンション購入に対する意識調査結果を発表した。同社インターネットサイトモニターに登録したユーザーの中から、直近3ヵ月間に新築マンション販売センターに行った会員を対象に調査したもの。四半期ごとに実施し、時系列で比較している。
1年後の住宅価格の変化に関する問いでは、「上がる」が31%と、調査開始以来初めて「下がる」(29%)を上回った。価格下落の一服感を消費者が敏感に感じ取っている、としている。
現在の物件の購入価格は、「高いとも安いとも思わない」が5割を占めた。
マンションの買い時感に対しては、「買い時」の回答が63%となった。現在の価格を適正と評価する層が多いこと、住宅価格の上昇を予測する割合が増加したことなどが主な理由としている。
新築マンション以外に購入を検討している住居種別は、中古マンションを検討する割合が徐々に増加。第1回調査(2008年4月実施)と比較すると20ポイントも増加しており、新築物件の供給が減少するなかで、選択肢を広げる消費者の姿が浮き彫りになった、としている。