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首都圏の投資用物件、区分所有マンション・一棟アパートの投資利回りが上昇/健美家調査

 不動産投資用物件の検索サイトを運営する「健美家」(http://www.kenbiya.com)を運営する健美家(株)は14日、首都圏の不動産投資用物件の2010年1~3月期市場動向を発表した。

 同社運営サイトに登録された流通物件と、実際に問合せのあった物件(検討物件)を、物件種別(区分所有マンション、一棟アパート、一棟マンション、一棟ビル)ごとに物件数、投資利回り(表面利回り)、物件価格、完成後年数を集計した。

 区分所有マンションの流通物件の価格は、前期(10~12月期)比、60万円上昇の1,081万円。検討物件の価格は、前期比27万円低下し791万円。投資利回りは、流通物件で4期連続の横ばい。検討物件で前期比微増の12.45%。

 一棟アパートの流通物件の価格は、5,505万円、投資利回りは10.39%でともに前期比横ばい。流通物件数は、前年同期より20%低下し、3,156件。検討物件の価格は前期比424万円低下の3,982万円、投資利回りは微増の12.27%となった。

 一棟マンションの流通物件の価格は、前期比669万円上昇し1億6,779万円、検討物件は1,920万円低下し1億3,028万円。流通物件の投資利回りは8期連続上昇から変化し、前期比0.22ポイント低下の9.2%。

 一棟ビルの流通物件の価格は、2億2,649万円。検討物件が1億4,056万円。平均投資利回りは流通物件で9.15%、検討物件で11.32%、いずれも前期と比べて低下した。


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