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首都圏マンション「買い時感」、07年以前の水準まで上昇/長谷工アーベスト調査

 (株)長谷工アーベストは20日、4月度の顧客マインド調査結果を発表した。首都圏で受託販売したマンションのモデルルーム来訪者および首都圏居住者(以下、モニター)を対象に住宅の「買い時感」について3ヵ月おきに調査、分析しているもの。今回は4月2日~5日の間、来訪者363件、モニター2,376件に対し、ウェブサイト上でアンケートを実施した。

 来訪者の「買い時感DI」は、前回調査(2010年1月)に比べ9ポイント上昇し、サブプライムローン問題発生前の販売が好調であった04~05年水準まで上昇した。モニターについても、前回調査より5ポイントの上昇。

 また、「買い時だと思う」と回答した来訪者の割合は、08年7月調査を底に上昇傾向。今回調査では45%となった。一方、「買い時だと思わない」と回答した割合は08年10月調査の50%をピークに毎回減少し、今回調査では19%になっている。
 モニターも同様に、「買い時だと思う」と回答した割合は、08年7月調査を底に上昇傾向。今回調査では31%となり、「買い時だと思わない」の29%を上回る結果となった。

 「買い時だと思う」理由としては、来訪者・モニターともに「現在の金利が低水準だから」が最多となったほか、「現在は税制のメリットがあるから」「現在は価格が低水準だから」が前回に続き上位を占め、「買いやすい市場環境」が買い時感上昇の要因となった。


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