東急不動産(株)はこのほど、千葉県市原市の同社社有林が市原市より森林施業計画の認定および「美しいちばの森林づくり 森林整備によるCO2吸収量認証」を受けたと発表した。
森林施業計画制度とは、森林所有者等が30ha以上の団地的まとまりのある森林において、自発的な意思に基づいて森林施業に関する40年以上の長期の方針と造林・保育・間伐・伐採などの5ヵ年計画を作成し、市町村長等の認定を受け、計画にもとづいて施業することを期待するもの。
千葉県では次世代に引き継ぐための森林作りを推進しており、その一環として同制度やCO2吸収量認証を企業などに働きかけていた。
森林施業計画の対象となるのは同社社有林96.42ha。また、森林施業計画で当初5年間の整備予定地区対象7.55haにおいて、93.4tのCO2吸収効果が認証された。同制度に基づくCO2吸収量認証は千葉県第一号となる。
同社ではCSR活動を企業活動における大きな柱のひとつとして位置づけており、森林の計画的な保全を通じて環境負荷の低減につなげていく方針。