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流通新時代に向け、政府・各団体と連携し市場活性化に尽力/FRK

「多様化する消費者ニーズに対応するため、実務知識向上のほか、コンプライアンスの徹底や各種研修を実施し、消費者から信頼される人材の育成に注力したい」と話す大橋正義理事長

 (社)不動産流通経営協会(FRK)は22日、東海大学校友会館(東京都千代田区)において、第41回定時総会および理事会を開催。平成22年度事業計画・収支予算案などを承認・可決した。

 今年度は、不動産流通促進に向けた政策提言等、調査研究活動の拡充、情報ネットワークの強化、教育広報活動・国際活動の推進などが主な課題。併せて、内需を牽引することが期待されている不動産市場の活性化のため、今年度期限切れとなる住宅・土地税制の軽減措置等についての延長と、さらなる改善の要望を行なっていく。

 懇親会であいさつした大橋正義理事長は、「09年は、新築住宅着工数が前年比27%減の78万8,000戸と大幅に減少したのに対し、既存住宅流通量は46万戸と堅調に推移した。首都圏中古マンションの成約数も、レインズ設立以来初の3万件を突破しており、中古物件に対する需要は底堅いものがある。既存住宅の流通が住宅市場をリードする“新流通時代”へ向け、政府・各団体と連携して市場の活性化に尽力していきたい」などと述べた。


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