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営業エクイティ投資評価損を計上。10年3月期予想を修正/野村不動産HD

 野村不動産ホールディングス(株)は23日、2010年3月期(09年4月1日~10年3月31日)の連結業績予想を修正した。

 修正後の連結売上高は4,340億円(前回発表比▲1.4%)、営業利益は390億円(同2.6%増)、経常利益は240億円(同4.3%増)、当期純利益は46億円(同▲54.0%)となった。

 売上高については、住宅セグメントにおいて引き渡し計上戸数が計画数字に満たなかったことなどにより、減少となる見込み。また、営業利益と経常利益については、保有するたな卸資産についての事業収益性を見直し、たな卸資産評価損約56億円を売上原価に計上したものの、原価および経費の削減に努めたため、従前予想からの増加を見込んでいる。

 なお、当期純利益については、同社連結子会社である野村不動産(株)が出資する私募ファンドについて、時価が著しく低下しているものについて帳簿上の価格と時価との差額約105億円を営業エクイティ投資評価損として特別損失に計上する予定であることから、従前予想から54億円の減少となる見込み。


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