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首都圏中古マンション成約価格、3ヵ月連続の上昇/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は27日、3月期の首都圏新築戸建住宅および中古マンションの登録・成約価格について発表した。同社の全国不動産情報ネットワークにおける登録物件(新築戸建:5,677件、中古マンション1,426件)と成約物件(新築戸建1,453件、中古マンション567件)の価格についてまとめたもの。

 新築戸建の登録価格は、首都圏平均で3,091万円(前年同期比▲8.1%)と21ヵ月連続のマイナスだが、前月比では0.8%上昇と、2ヵ月連続のプラスとなった。成約価格は、3,132万円(同▲8.0%)で、19ヵ月連続のマイナス。前月比では2.6%上昇と3ヵ月ぶりにプラスに転じた。東京23区で、5,000万円以上の物件比率が20%を超えたことが主な要因。

 一方、中古マンションの登録価格は、首都圏平均で2,150万円(同5.8%上昇)で、4ヵ月連続のプラス。前月比では▲4.7%と、5ヵ月ぶりのマイナスとなった。また、成約価格も2,174万円(同11.1%上昇)と3ヵ月連続のプラスに。2,000万円以上の物件の成約が回復傾向にあるためで、1平方メートル当たりの成約価格も34万1,300円(同8.6%上昇)と、3ヵ月連続のプラスとなっている。

 なお、成約価格の戸当たり平均価格は、9ヵ月ぶりに登録物件の平均価格を上回っている。


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