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東京・大阪ビジネス地区の平均空室率、さらに悪化/三鬼商事調査

 三鬼商事(株)は7日、2010年4月末時点のオフィスビル市況について公表した。

 東京ビジネス地区の平均空室率は8.82%(前月比0.07ポイント悪化)。前月同様、新規供給の影響とオフィス縮小の勢いがやや弱まり、都心5区全体で1ヵ月間に増加した空室面積は約5,600坪にとどまった。

 新築ビルについては、1~4月に完成したビルの多くが募集面積を残していることから、空室率が40.18%にまで上昇。既存ビルについては、値ごろ感のある好条件のビルに引合いが出てきており、拡張や増床の動きがみられ始めた。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は11.86%(同0.86ポイント悪化)。同月は新築ビルが募集面積を残して竣工したこと、既存ビルでも新規供給に伴う解約予告が出てきたことから、空室率が上昇した。


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