住友不動産販売(株)は11日、2010年3月期決算を発表した。
当期(09年4月1日~10年3月31日)の連結売上高は559億4,200万円(前年同期比10.7%増)、営業利益は93億1,000万円(同43.1%増)、経常利益は93億2,200万円(同36.8%増)、当期純利益54億300万円(同51.3%増)と増収増益に。
主力の仲介業務は、リテールを中心に件数重視の姿勢を徹底したことで取扱件数が2万9,974件(同7.7%増)と過去最高を更新。取扱単価の下落で取扱高は7,698億7,500万円(同▲6.3%)だったが、手数料収入は405億1,400万円(同1.2%増)を確保。08年度から継続してきた経費節減効果により営業利益は98億8,400万円(同14.9%増)と伸長した。
受託販売業務は、販売効率の向上と大型物件引渡しの増加で、取扱件数4,559件(同24.4%増)、営業収益59億5,100万円(同49.2%増)、営業利益13億円(前年同期:4,000万円)。賃貸業務は、空室率の上昇と平均賃料の弱含み推移により、営業収益23億7,300万円(前年同期比▲6.9%)、営業利益11億7,600万円(同▲16.5%)となった。
次期は、連結売上高590億円、営業利益111億円、経常利益110億円、当期純利益63億円を予想している。