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09年度の建設工事受注高、13%減の41兆円に/国交省調査

 国土交通省は12日、2010年3月分の「建設工事受注動態統計調査報告」を発表した。
 
 3月の受注高は5兆6,070億円(前年同月比10.3%増)と、17ヵ月ぶりの増加となった。うち、元請受注高は4兆3,897億円(同14.6%増)、下請受注高は1兆2,173億円(同▲3.0%)となった。
 
 元請受注高のうち、公共機関からの受注高は1兆4,931億円(同▲9.7%)と4ヵ月連続の減少。民間等からの受注高は2兆8,965億円(同33.1%増)と、3ヵ月ぶりに増加した。

 公共機関からの受注工事(1件500万円以上)は、1兆4,160億円(同▲10.9%)となった。うち「国の機関」からは7,177億円(同▲22.4%)、「地方の機関」からは6,982億円(同4.9%増)となった。

 民間等からの受注工事は建築工事・建築設備工事(1件5億円以上)の受注額は1兆1,711億円(同95.6%増)と、先月の減少から再びの増加となった。


 また、2009年度の調査報告もあわせて発表。

 09年の建設工事受注高は41兆6,866億円(前年比▲13.0%)と減少した。うち、元請受注高は29兆6,009億円(同▲10.0%)、下請受注高は12兆857億円(同▲19.7%)となった。
 
 元請受注高のうち、公共機関からの受注高は10兆181億円(同▲3.1%)、民間等からは19兆5,828億円(同▲13.2%)となった。
  
 公共機関からの受注工事(1件500万円以上)は9兆5,332億円(同▲2.1%)と減少。うち「国の機関」からは3兆6,667億円(同▲7.9%)、「地方の機関」からは5兆8,665億円(同1.8%増)となった。

 民間等からの建築工事・建築設備工事(1件5億円以上)の受注額は5兆2,108億円(同▲17.1%)と減少した。


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