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運営管理コスト削減で減収増益、1口当たりの分配金は8,542円/NHF10年3月期決算

 日本ホテルファンド投資法人(NHF)は17日、2010年3月期決算を発表した。

 当期(09年10月1日~10年3月31日)は、営業収益12億5,600万円(前期比▲2.1%)、営業利益6億9,700万円(同▲4.1%)、経常利益3億6,100万円(同23.6%増)、当期純利益3億6,000万円(同23.7%増)、1口当たりの分配金8,542円となった。

 中国をはじめとするアジアからの海外旅行者の宿泊需要が回復傾向にあるものの、企業による出張需要の減少や個人の旅行の見合わせあるいは低予算化といった影響を受けており、落ち込んだ客室単価の回復にはもうしばらく時間がかかるのでないかと予測。
 引き続き物件取得および譲渡等は行なわず、融資関連費用を含め運営管理コストのいっそうの削減に重点をおいた運用を実施した結果、営業利益、経常利益、当期純利益および1口当たり分配金についても、当初予想を上回る結果を達成した。
 
 次期は、営業収益12億5,800万円、営業利益6億9,700万円、経常利益3億8,500万円、当期純利益3億8,400万円、1口当たり分配金9,100円を見込む。


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