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マイホーム購入、「買い時とは思わない」が約6割に/ハイアス・アンド・カンパニー調査

 ハイアス・アンド・カンパニー(株)は24日、「住宅購入に関するアンケート調査」結果を公表した。
 同調査は、同社が運営する住宅・不動産業界の経営情報を提供する、法人向け情報サイト「HyAS View net(ハイアスビューネット)」のオープンを記念し、同サイト上で実施したもの。調査期間は4月26日~5月15日、有効回答数は2,083名となった。

 これによると、「現在はあなたにとって住宅(マイホーム)買い時だと思いますか?」との質問に対し、「買い時」と答えたのが40%、「買い時ではない」との回答が60%となった。特に20歳代では66.2%が「買い時ではない」と回答しており、消費は回復傾向にあるものの、マイホーム購入とまでは至っていないことがわかった。

 「買い時ではない」との回答者にその理由と聞いたところ、「十分な自己資金が貯まっていないから」(61.5%)との回答が最も多く、「不況のため今後の生活に不安がある」(49.7%)との回答も約半数にのぼり、金利や物価の底打ちを感じながらも、住宅購入に際する不況の精神的影響は大きく、将来不安のために購入を手控えるという傾向がみられた。
 また、「買い時だと思う」の回答者の理由には「住宅ローンの金利低下」(42.9%)や「住宅ローン減税などの税制が有利と感じる」(40.9%)など、住宅ローン関連の回答が約8割を占めた。


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