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三田地区再開発事業の「パークコート麻布十番ザ タワー」が竣工/三井不動産

「パークコート麻布十番ザ タワー」外観
東京タワーを間近に見ることができる「プレミアムビューラウンジ」
マンションでは初となる「ヒーリングラウンジ」には、さまざまな植物が植栽されている

 三井不動産(株)と三井不動産レジデンシャル(株)は26日、「パークコート麻布十番ザ タワー」(東京都港区、総戸数440戸)の竣工見学会を開催した。

 同物件は、三井不動産レジデンシャルが、(株)新日鉄都市開発と藤和不動産(株)とともに、「三田小山町地区第一種市街地再開発事業」の参画組合員として開発したもの。

 東京メトロ南北線・都営地下鉄大江戸線「麻布十番」駅徒歩3分に位置。鉄筋コンクリート造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造)地上36階地下1階塔屋2階建て。

 「FOREST」、「ART」、「HEALING」をテーマに、まちの杜となることを視野に入れたランドマークとし、さまざまな種類の植栽を実施している。また、都心邸宅とアートのコラボレーションに注目し、アートディレクター・清水敏男氏のプロデュースにより、石彫刻や絵画などの美術品を建物内外に設置している。
 また、室内に豊かな植栽を施した「ヒーリングフォレスト」やトレーニングマシーンなどを設置した「アクティブフォレスト」を設けている。

 そのほか、東京を一望できる屋上の「ティアラデッキ」や、東京タワーを臨む「プレミアムビューラウンジ」などの共用施設を設置。また、独自のセキュリティシステム「セーフティ&コンフォート・セキュリティシステム」を開発。非接触IC技術「FeliCa TM」を採用したICカードと電子データを内臓したICカード搭載のディンプルキーを使用し、いくつものセキュリティラインをスムーズに通過できる仕様とした。

 間取りは1LDK~3LDK。専有面積は42.03~161.58平方メートル。平均坪単価は500万円台としている。入居予定次期は6月中旬の予定。

 説明会において、同社プロジェクト事業部の石井隆之氏は「2010年12月より販売を開始し、現在までに約8割が契約済みとなっている。この再開発事業は20年以上の年月をかけて実現したもの。まちのコミュニティを継承させていきたい」などと述べた。


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