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老後の住まいの重視点、維持管理のしやすさが1位に/住環境研究所調査

 積水化学工業(株)住宅カンパニーの調査研究機関である(株)住環境研究所(所長:倉片恒治氏)は10日、「中高齢者の生活意識と老後の住まい」の調査結果を発表した。

 同調査は、全国の持家(戸建、マンション)に居住する55歳~69歳の男女690人にWebアンケートを行なったもので、実施時期は2010年2月。

 老後のことを考えて住まい変化の実施および計画予定を聞いたところ、すでに「実施した」が15%(住み替え5%、建替え3%、リフォーム7%)、「計画中」が20%(住み替え7%、建替え2%、リフォーム11%)。老後の住まい計画は、第1にリフォーム、第2に住み替え、第3に建て替えを選択している。35%の人が老後の住まいの改善を考え、長期化する老後に向けた住まいを検討している人は、少なくないことがわかった。

 住まいの変化理由については、1位は「キッチンやトイレが古い」と「体の衰えをカバーできる家にしたい」がともに36%、次いで「自分の好みの家に住みたい」が24%、「急な階段や床の段差に不安・危険」も21%あり、バリアフリーの家への改善意向と、自分の好みの家、家のなかで楽しめる住まいにしたいという2つの流れが注目される結果となった。

 老後の住まいについては、性能面で重視する1位は、「家の維持管理が楽で、メンテナンスがいらない(維持管理性能)」(加重平均16.5)、2位は「耐震、耐火、耐風の構造性能」(同14.7)、3位は「家事の省力化など生活利便性」(同13.6)となった。高齢期では身体の低下や経済面から、家の維持管理のしやすさが重視されることがわかった。

 詳細は同社ホームページまで。


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