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テナントの解約予告が減少、期末稼働率は95.0%/NOF10年4月期決算

 野村不動産オフィスファンド投資法人(NOF)は15日、2010年4月期決算を発表した。

 当期(09年11月1日~10年4月30日)の運用状況は、営業収益136億8,600万円(前期比▲3.6%)、営業利益67億4,700万円(同▲5.5%)、経常利益50億3,500万円(同▲5.7%)、当期純利益50億3,400万円(同▲5.7%)、1口当たり分配金1万6,500円。

 今期は、「NOF名古屋伏見ビル」(名古屋市中区、取得価格40億5,000万円)の取得完了により、ポートフォリオは51物件(賃貸可能面積合計43万9,139.15平方メートル)となった。
 テナントの賃料減額圧力は引き続き強いものの、前期まで継続していたテナントの解約予告が減少に転じたことから、平均賃料単価は前期比2.6%の減少にとどまり、期末時点の稼働率は95.0%と高稼働率となった。

 次期は、営業収益133億9,700万円、営業利益61億9,700万円、経常利益44億2,500万円、当期純利益44億2,400万円、1万4,500円を見込む。


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