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新たに5棟のリアルサイズ展示場をオープン/ポラスグループ

「さいたま新都心カタクラ住宅展示場」の「ARZILL~壁庭の家~」(右)と「ARZILL~街のCOTTAGE~」(左)
総合住宅展示場「REALハウジング プラザ浦和」(さいたま市南区)内に建つ「ARZILL~STEP・GARDEN」(右)と「和美庵~続き間のある家~」(左)
床レベルを複数設けることにより、空間に広がりをもたせた。写真は「ARZILL STEP・GARDEN」の階段回り
「ARZILL 壁庭の家」の2階リビング。立ち上げた壁と建物の間にすのこ状のバルコニーを設けた「壁庭」を提案、プライバシー性と開放性を確保している
「北辰工務店 蔵粋」では、古田織部の「破れ袋」の焼き肌を再現した土壁も提案している

 ポラスグループで注文住宅を手がけるポラテック(株)はこのほど、新たに5棟のモデルハウスをオープン。それに伴い記者向け内覧会を実施した。

 公開したのは、総合住宅展示場「REALハウジング プラザ浦和」(さいたま市南区)内に建つ「ARZILL~STEP・GARDEN」(建築面積15.40坪、延床面積19.09坪、モデルハウス本体価格2,005万円)、「和美庵~続き間のある家~」(建築面積13.42坪、延床面積27.51坪、モデルハウス本体価格2,705万円)と、「さいたま新都心カタクラ住宅展示場」内の「ARZILL~壁庭の家~」(建築面積9.62坪、延床面積28.86坪モデルハウス2,785万円)、「ARZILL~街のCOTTAGE~」(建築面積11.87坪、延床面積23.12坪、モデルハウス本体価格1,775万円)、「北辰工務店 蔵粋」(建築面積約18.0坪、延床面積34.25坪)の計5棟。

 「ARZILL」シリーズと「和美庵」シリーズの計4棟はそれぞれ社内コンペで選ばれた作品を具現化したもの。それぞれを設計した建築デザイナーがステップフロアや採光等々の工夫により30坪前後の狭小敷地でも空間を広く活用できるアイディア等について説明した。
 また、「北辰工務店 蔵粋」における、日本家屋の長所を取り入れたしつらえや、内壁などに採り入れた「侘び寂び」や「きれい錆び」などの美意識について、同商品を監修したポラス暮し科学研究所顧問の伊藤博明氏が解説した。

 なお、同社は延床面積30坪前後のリアルサイズの展示場を、JR常磐線、東武伊勢崎線、JR京浜東北線沿線沿いで展開するとともに、各沿線ごとに完成現場見学会を開催することで、知名度ならびに地域浸透度向上をめざしている。

 同5モデルハウスは5月1日のオープン以降、合計で約500組の来場を集めており、すでに6棟の契約を締結。
 顧客の中には、同社リアルサイズ展示場を回遊している固定客もあり、「具体性の高いリアルサイズの展示場展開で、顧客を囲い込めていると実感している」(同社PO HAUS ディビジョン部門長飯村利博氏)と成果を明かした。


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