クレッシェンド投資法人(CIC)とジャパン・シングルレジデンス投資法人(JSR)は21日、2010年10月1日付けでの合併について、それぞれの役員会で決議し、同日合併契約を締結した。
両投資法人が運用するオフィス、レジデンスともに厳しい賃貸市場環境が続くことが予想されることから、合併により資金調達コストの増加やリファイナンスに対する懸念等の財務上の問題を解消、財務面の安定化を図るとともに、資産規模の拡大、ポートフォリオの再構築による質の向上、投資口の流動性の向上等を実現するのが狙い。
合併は、CICを存続会社とする吸収合併で、JSRは解散する。合併比率はCICの投資口1に対しJSR0.75となるが、CICは9月30日付で投資口1口を4口に分割するため、JSRの投資口3口に対しCIC投資口1口が割り当てられる。
なお、CICの資産を運用するカナル投信(株)も、JSRの資産運用会社であるジャパンシングルレジデンス・アセットマネジメント(株)を、9月2日付で完全子会社化する。