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エネルギープラント事業、北海道UR賃貸など3団地23棟700戸で展開/東急コミュニティー

 (株)東急コミュニティーは28日、北海道北広島市における「UR賃貸住宅」および「北広島市職員住宅」の3団地合計23棟700戸と(株)東光ストアの店舗への熱供給を、10月からスタートすると発表した。

 同事業は、同社が団地(地点)ごとにボイラーを設置し、そこでつくられた温水(熱)により、各住戸・店舗に給湯、暖房の熱供給を行ない、その利用料を収受する15年間長期契約の熱供給業。地点ごとにボイラーを設置することで、供給用の配管エリアを少なくし、より効率的に各戸への熱供給を行なうことができるという。

 同システム導入のメリットは、同社がボイラーを設置・所有するため、ユーザーは初期投資費用を負担することなく、使用料のみで利用できる点。また、各住戸に火種を置かず、室内での排気がないことから、火災や事故の危険性が低減するほか、キッチンをIHにすることでオール電化住宅への切替えを可能としたり、寒冷地のロードヒーティングの熱源や大浴場の昇温など、多岐にわたる用途において利用できる。

 現在、リゾート地マンションでの導入実績を含め、首都圏を中心に36物件、約5,000戸のマンションに提供している。なお、商業施設、賃貸住宅への導入は同社初となる。


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