不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は29日、5月の首都圏における居住用賃貸物件の市場動向を発表した。
登録物件数は3万3,816件(前年同月比▲16.9%)と前年同期比は2ヵ月連続のマイナスとなった。1戸当たり登録賃料の平均は、賃貸マンションが9万8,100円(同▲9.7%)で10ヵ月連続マイナス、賃貸アパートが6万1,700万円(同▲0.5%)、13ヵ月ぶりにマイナス。
成約数は1万5,480件(同▲2.9%)で、再びマイナスに転じた。
エリア別では、東京23区6,483件(同▲11.7%)、東京都下1,174件(同▲0.9%)、神奈川県5,347件(同15.8%増)、埼玉県1,391件(同▲6.3%)、千葉県1,085件(同▲17.3%)となった。東京23区は、賃料の高さが敬遠されて2ケタ減。神奈川県は、シングル向け中古マンション、カップル向け新築アパートなどが好調で同5ヵ月連続で増加した。