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首都圏中古マンション成約価格、5ヵ月連続の上昇/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は6月30日、5月の首都圏新築戸建住宅および中古マンションの登録・成約価格について発表した。

 同社の全国不動産情報ネットワークにおける登録物件(新築戸建4,809件、中古マンション1,354件)と、成約物件(新築戸建 1,243件、中古マンション431件)の価格についてまとめたもの。

 新築戸建の登録価格は、首都圏平均で3,080万円(前年同月比▲5.0%)と23ヵ月連続のマイナス。前月比でも0.4%下落した。成約価格は1戸当たり3,120万円(同▲9.0%)で、21ヵ月連続のマイナス、前月比でも1.0%下落した。価格の高い東京23区の平均価格が大幅に下落したため。ただし、成約物件の平均価格は、3ヵ月連続で登録物件の平均を上回っている。

 一方、中古マンションの登録価格は、首都圏平均で2,232万円(同12.3%上昇)で6ヵ月連続のプラス。前月比でも0.8%上昇と、2ヵ月連続のプラスだった。成約価格は2,088万円(同4.9%上昇)と5ヵ月連続のプラスだったが、前月比は▲3.0%と2ヵ月連続のマイナスに。成約件数の多い神奈川県の大幅下落が要因。また、1平方メートル当たりの成約価格は33万4,100円(同5.4%上昇)で、5ヵ月連続のプラスとなっている。成約物件の1戸当たり平均価格は、2ヵ月連続で登録物件の平均価格を下回っている。


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