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「三井住友銀行本店ビルディング」を竣工/三井不動産

「三井住友銀行本店ビルディング」外観

 三井不動産(株)は7月1日、「三井住友銀行本店ビルディング」(東京都千代田区)を竣工したと発表した。

 同建物は、東京メトロ東西線他「大手町」駅に直結する、敷地面積約5,400平方メートル、延床面積約8万平方メートル、地上23階地下4階塔屋2階建ての複合ビル。旧「JFEビルディング」の建替事業として、2008年1月から開発を進めてきたもので、三井住友銀行が本店として利用する。

 外観は、「デザインと機能の融合」を意識。方位と日射の関係を計算して配置した垂直柱と水平ルーバーにより、室内への直射日光の進入を緩和し、空調負荷を低減する。また、アルミ材高反射パネルによって構成されるダクトで、自然光を反射させ、窓のない室内に自然光を取り込む「光ダクト」を、同社ビルで初採用したほか、太陽光発電・室内照明の人感センサー制御、屋上緑化など環境に配慮した設備・設計を多数導入。CO2排出量を、東京都のテナントビル平均より30%減(想定)とした。


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