日本通運(株)は6月30日、「日通札幌ビル(仮称)」の新築工事に着手したと発表した。
同ビルは、建物の老朽化が著しいことから2009年に解体した同社のテナントビル(旧札幌ライラックビル)の建替えとなる。
同ビルは、札幌市営地下鉄東豊線・南北線「さっぽろ」駅と直結、JR「札幌」駅から徒歩4分に位置する。敷地面積1,161.91平方メートル、延床面積1万261.35平方メートル、地上部鉄骨造、地下部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、地上11階地下2階建て。
事務所部分は、基準階面積629平方メートル、天井高2.8mを確保、グリッド天井システムや非接触型ICカードキーシステムなどの設備も整える。
環境面にも配慮し、氷蓄熱空調パッケージの導入、LED照明の採用、人感センサーや昼光センサーによる照明のコントロールシステム、開閉可能な窓など、地球温暖化防止につながる設備を取り入れている。
なお、プロジェクトマネジメント支援業務を三菱地所(株)に委託している。
竣工は2011年9月を予定している。