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財務体質を強化。自己資本比率40%に/トーセイ10年11月期第2四半期決算

 トーセイ(株)は5日、2010年11月期第2四半期決算を発表した。

 当期(09年12月1日~10年5月31日)の連結売上高は161億2,500万円(前年同期比▲32.3%)、営業利益20億2,800万円(同▲32.9%)、経常利益16億3,900万円(同▲35.4%)、当期純利益は9億4,800万円(同▲28.2%)となった。

 当期は、棚卸資産の売却を進めるとともに、収益源となる優良物件の新規取得を推進。資本調達により財務体質の強化を図り、自己資本比率を40%まで引き上げることに成功した。

 不動産流動化事業では、中古マンション再生投資プロジェクト「Restying事業」において「ルネ鎌倉植木」(神奈川県鎌倉市)や「THEグリーンハウス白金台」(東京都港区)など、27戸を販売。また、「池尻2丁目マンション」(東京都世田谷区)や「王子スカイパレス」(東京都北区)など5棟のバリューアップ物件の販売により、売上高は46億200万円(同66.6%増)となった。
 また、一部の物件に対し、棚卸資産の評価に関する会計基準の適用。3億3,300万円の簿価切下げを実施し売上原価に計上したことから、営業利益は1億6,500万円(同117.6%増)となった。

 不動産開発事業では、賃貸マンション「THEパームス新小岩」(東京都葛飾区)や土地「奥沢7丁目」(東京都世田谷区)の販売などにより、売上高は18億3,500万円(同▲84.0%)を計上した。 
 また、同セグメントにおいても1億7,300万円の簿価切下げを実施。営業損失は1億1,500万円(前年同期:営業利益13億8,200万円)となった。

 通期については、売上高302億6,800万円(同▲10.0%)、営業利益30億9,700万円(同92.8%増)、経常利益22億1,100万円(同237%増)、当期純利益12億8,000万円を見込んでいる。


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