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めまぐるしい環境変化のなか、さらなる普及をめざす/定期借家推進協が総会

総会の模様

 定期借家推進協議会は28日、第12回通常総会を開催。2010年度事業計画案・収支予算案等を承認・可決した。

 今年度は、09年度に設置した「定借推進特別委員会」を引き続き開催。定期借家制度のさらなる普及のための方策について検討を行なっていく。また、同制度の普及促進に向け「正当事由制度の見直し」や同制度の運用や制度改正に係る提言等も行なっていく。なお、10年度の代表世話人には、(社)全国宅地建物取引業協会連合会会長の伊藤 博氏が留任した。
 
 総会では、病気療養のため欠席した伊藤代表世話人に代わり、福井秀夫世話人((社)日本不動産学会常務理事)が挨拶。同氏は「昨年8月の大阪高裁での更新料無効判決以来、更新という概念のない定期借家制度に注目が集まっており、事務局への問合せも急増している。賃貸管理業をめぐるめまぐるしい環境変化のなか、山積する課題を解決しながら、定期借家制度のさらなる普及を図っていきたい」などと語った。


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