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保有ビルテナントへの「省エネ啓蒙活動」を推進/トーセイグループ

 トーセイグループは、事業を通じた環境負荷軽減の一環として、2009年に引き続き、保有ビルの入居テナントに向けた省エネ啓蒙活動を実施した。

 同活動は、テナント入居者に省エネへの関心を高めてもらうために行なっているもので、冷房の利用が本格化する6月、各テナントへ個別に訪問し、ポスターや省エネマニュアル配布のほか、省エネのヒントを掲載したうちわ、ふせん等のノベルティを配布。今年は同社の保有ビル約30棟、120テナント(住宅除く)を対象に、省エネへの協力を呼びかけた。

 また、今回は昨年より配布しているポスターに加え、アンケートも配布。クールビズ・ウォームビズや省エネ活動の実施状況について確認したほか、ビルオーナーから受けたい省エネ関連サービスについて要望をヒアリングした。

 クールビズの実施状況については、回答社数(27件)の6割が「実施している」と回答し、浸透度の高さが伺えた。また、事務所内で省エネ活動を実施しているかを尋ねたところ、約8割のテナントで何らかの省エネ活動を行っていることがわかった。具体的には、「空調設定温度の緩和」「ブラインド・カーテンの利用」「こまめな消灯」を行なうテナントが多かった。

 ビルオーナーから受けたい省エネ関連サービスについては、「省エネ関連の行政動向」をメールで知らせたり、「省エネマニュアル」を配布するなどの“情報提供型”のサービス希望が多く、省エネ勉強会など参加型のサービスに対する希望は少ない傾向となった。


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