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戸建注文住宅、受注棟数・金額ともにプラスを維持/住団連「住宅業況調査」

 (社)住宅生産団体連合会(住団連)は29日、「平成22年度第2回住宅業況調査報告」を発表した。会員会社の支店・営業所・展示場等の営業責任者に対し、3ヵ月ごとに住宅市場の業況感(対前四半期の実績および見通し)についてアンケート。受注棟数や金額などの業況感を指数化しているもの。

 「戸建注文住宅」の今期(平成22年4~6月)の受注実績は、前期(1~3月)に比べ総受注棟数がプラス19と、前期に引き続き2ケタのプラスを達成。また、総受注金額もプラス3と、前期に引き続きプラスを堅持した。

 また、見学会・イベント等への来場者数「減少」との回答が23%(前期:29%)と減り、「増加」が31%(同:16%)増え、顧客の動きに増加傾向が顕著に表れた。また、引き合い数も「減少」が14%(同:19%)と減少し、「増加」が29%(同:24%)と増加傾向が継続している。消費者の購買意欲も、「減少」7%(同:17%)と減少し、「増加」も38%(同:27%)と増え、前期に引き続き消費者マインドは回復傾向が表れた。

 ただし、次期(2010年7~9月)の見通しについては、総受注棟数プラス17、総受注金額プラス7と、受注・金額ともにプラスが継続するとの見通しとなった。


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