旭化成ホームズ(株)は、リビングの床を下げて落ち着きのある空間を提案した新商品「ヘーベルハウス F.lower living(フラワーリビング)のある家」を8月9日(月)より発売する。
同商品は、面積の限られた都市部の敷地において、大きな吹き抜けや雁行プランが難しいケースでも、リビング空間の豊かさと居心地の良さを追究したもの。家族が自然に集いたくなるリビング空間の仕掛けとして、床を30cm下げた空間を4つのパターンで提案している。
リビングの床を低くすることにより、隣り合う領域までの横方向の拡がりと、2.7mの高天井による縦方向への拡がりを実現。ソファーや窓枠に腰掛けたり、床に直接座ってくつろぐ時なども落ち着きを感じられるよう配慮している。
家族のライフスタイルに合わせて4タイプを用意。リビングの一部にくぼみを設けたカジュアルな空間で、自由気ままなスタイルで会話を楽しむ「Pit type(ピットタイプ)」、こもり感のある落ち着いた空間でゆったり集い語らう「Cave type(ケーブタイプ)」、ダイナミックなワンルームに段差を設けラウンジのように優雅にくつろぐ「Lounge type( ラウンジタイプ)」、ゆるやかに区切られたパーソナルな空間で、家族の気配を感じながらも一人になれる「Nook type(ヌックタイプ)」。
一方、リビング空間の設備では、炎のゆらぎがリラックス感を高め、家族の集いのシンボルとなる「ガス暖炉システム」を用意。強制排気式で気軽に暖炉のある暮らしを楽しむことができる。また、温水を利用した輻射方式の暖房設備として、段差のある空間の間仕切りにも使えるルーバーデザインも採用。太陽熱を利用した省エネタイプで床座の際の快適性を高める「太陽熱併用床暖房」も用意した。
同社代表取締役社長・平居正仁氏は会見で「家族とリビングのあり方について考え、家族の絆をつくる、自然に集まれる空間を提案した商品。今回の提案はその他の商品にも展開していきたい」などと述べた。
本体価格は、プロトタイプで税込み2,010万円、販売地域 関東、東海、関西、山陽の一部、九州北部。販売目標は年間350棟。