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引渡しずれ込み、マンション販売減/日神不動産11年3月期第1四半期決算

 日神不動産(株)は6日、2011年3月期第1四半期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~6月30日)の連結業績は、分譲マンションの販売が低迷し、営業収益40億6,400万円(前年同期比▲49.6%)、営業損失2億700万円(前年同期:営業利益7,600万円)、経常損失2億100万円(同:経常利益7,400万円)。四半期純利益は、多田建設(株)を連結し、特別利益として負ののれん発生益14億2,300万円を計上したことにより、11億1,300万円(同:四半期純利益1,900万円)となった。

 主力の分譲マンション販売は、在庫となっているシングル・DINKS向けマンション「デュオステージタイプ」の大幅な値引きを見合わせたことや、顧客への銀行融資審査期間が想定を上回ったことで物件引渡しがずれ込んだことにより、販売戸数は99戸(前年同期322戸)となり、不動産事業の売上高は24億3,500万円、営業損失3億2,000万円となった。

 なお、通期の連結業績予想は、営業収益425億円、営業利益27億7,000万円、経常利益26億2,000万円、純利益28億7,000万円。


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