伊藤忠アーバンコミュニティ(株)は8日、同社会議室にて従業員を対象に「AEDインストラクター認定講習会」を開催した。
AEDとは「自動体外式除細動器」のことで、突然心停止を起こし意識がなくなった人の心臓に電気ショックを与えて正常な状態に戻す自動解析機能付き医療機器を指す。医師や看護師の資格を持たなくても使用することができ、心停止の人を唯一救うことができる機器で、最近では、駅や学校、スポーツ施設、ショッピングセンターなどに多数設置されている。
同講習会は、同社が加盟する健康スポーツ関連施設連絡協議会が主催しているもので、日本におけるAED普及の第一人者・河村剛史氏(医学博士/循環器専門医)による講習会終了後、実技試験・筆記試験に合格した者に対し、兵庫県医師会認定「AEDインストラクター」の称号が与えられる。
現在、AEDインストラクターは同社に23名在籍しており、同社は今後も従業員をはじめ、管理組合等でも講習会を行なうことで、AEDの使い方や知識を深めてもらう普及活動を推進していく。