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資産入替えで分配金上昇/IIF10年6月期決算

 産業ファンド投資法人(IIF)は10日、2010年6月期決算を発表した。

 当期(10年1月1日~6月30日)は、営業収益34億4,000万円(前期比12.3%増)、営業利益18億6,300万円(同29.9%増)、経常利益12億8,400万円(同56.9%増)、当期純利益12億8,300万円(同57%増)となり、投資口1口当たりの分配金は1万6,235円となった。

 当期は、ポートフォリオの収益力の向上・分配金上昇のために資産の入替を実施。「IIF習志野ロジスティクスセンター(底地)」を11億9,000万円で取得したほか、「IIF船橋ロジスティクスセンター」を90億2,000万円で売却し、4億5,900万円の売却益を得て分配金の上昇に貢献した。また、同投資法人初の工場・研究開発施設等となる「IIF戸塚テクノロジーセンター(底地)」を45億円で取得している。

 その結果、当期末の保有資産は、物流施設7物件、インフラ施設2物件、工場・研究開発施設等1物件、取得価格の合計は958億円となった。また、総賃貸可能面積は24万8,206.67平方メートルで、平均稼働率は99.9%を維持している。

 次期業績は、営業収益29億5,800万円、営業利益13億7,500万円、経常利益7億9,400万円、純利益7億9,300万円を見込んでいる。


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