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マルチテナント型大規模物流施設「市川物流センターII」を取得/JLF

「市川物流センターII」外観

 日本ロジスティクスファンド投資法人(JLF)は12日、「市川物流センターII」(千葉県市川市)の不動産信託受益権の準共有持分90%の取得を決定したと発表した。

 「市川物流センターII」は、鉄骨造合金メッキ鋼板葺5階建て、延床面積7万6,842.37平方メートルの大規模物流施設。首都高速道路湾岸線千鳥町I.C.や京葉道路市川I.C.まで至近の好立地に位置する。マルチテナントでの利用を想定しており、各階に車両が直接アクセスできるランプウェイや垂直搬送機を配置したほか、24時間有人警備、カフェテリアや売店をはじめとした従業員用アメニティ設備なども備えている。「CASBEE」新築のAランクも取得済み。

 市川エリアが、首都圏の各ゲートウェイにアクセスが優れているほか、徒歩通勤圏内の住居エリアから比較的容易に労働力を確保できることなどから取得に至った。

 取得価格は174億1,500万円、取得先は市川2特定目的会社、取得日は9月3日の予定。

 なお、JLFの運用ポートフォリオは、同ビルの取得で28物件・取得価格ベースで約1,432億4,000万円となった。


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