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ADR、東京都内の2物件を譲渡

 アドバンス・レジデンス投資法人(ADR)は25日、東京都内の2物件を譲渡すると発表した。

 同投資法人は、ポートフォリオの収益力の強化および有利子負債の圧縮を目的に旧アドバンス・レジデンス投資法人と日本レジデンシャル投資法人の合併で見込まれる負ののれん発生益を生かした資産の入れ替えを継続的に行なう方針で、同取組みの一環として、2物件を譲渡する。
 
 譲渡する資産は「レジディア白金高輪」(東京都港区)と、「レジディア目黒長者丸」(東京都品川区)の信託受益権。

 「レジディア白金高輪」は、鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地下2階付8階建て。譲渡予定価格は11億2,425万7,173円。引渡し予定日は8月26日。

 「レジディア目黒長者丸」は、鉄筋コンクリート造陸屋根地下2階付3階建て。譲渡予定価格は19億3,800万円。引渡し予定日は8月31日。
 
 いずれも譲渡先は国内の一般事業会社だが、詳細は非開示としている。

 売却代金は、有利子負債の一部弁済および2010年9月の投資法人債償還資金に充当する予定。

 譲渡により売却損約9,600万円を計上する見込みだが、負ののれん発生益を活用することで、売却損の分配金に与える影響を吸収する。


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