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9月1日から外国人留学生住居支援サービスを開始/リロケーション・ジャパン

 リロケーションサービスを手がける(株)リロ・ホールディングの子会社、(株)リロケーション・ジャパンは9月1日、外国人留学生を対象に、物件紹介や管理までをワンストップで提供する「外国人留学生住居支援サービス」を開始する。

 同社は、外国人留学生を受け入れる大学が増えていることなどを受け、留学生、物件オーナー・不動産会社、大学関係者を対象にヒアリングを実施。その結果、(1)留学生からはオーナーや不動産会社から敬遠されたり、連帯保証人がたてられない、(2)大学関係者からは契約手続きやオーナーとの交渉が煩雑、(3)トラブルや滞納が心配、などの問題が浮かび上がった。同社は、これら問題の解決のため、同社の社宅管理代行サービスをベースに同サービスを開発した。 

 サービス内容は、転貸借契約による各種手続きおよび物件オーナー・不動産会社の対応などのアウトソーシング。転貸借契約のため、連帯保証人および敷金は不要となる。
 また、同社が展開する不動産仲介会社のネットワーク「リロネット」加盟店約2,500社に設置されているWEBカメラを使い、同社の留学生専用コールセンターの同時通訳で、物件探しから契約までをワンストップサポートする。そのほか、外国語で作成した契約書関係書類などのアウトプットサービスなどもある。

 すでに、立教大学と具体的なサービススキームの検討に入っており、9月中には数校との業務提携を予定。10月からは契約締結した大学の留学生に物件の紹介を開始する。また、(独)都市再生機構から提供される留学生に適した物件も紹介していく。

 将来的には、留学生の住居支援だけでなく、アルバイト先や卒業後の就職先の斡旋なども行なう方針。同社では、13年3月期に約70の大学と契約し、留学生管理戸数約5,000戸、売上高約3億円をめざしていく。


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