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首都圏中古マンション成約価格、7ヵ月連続の上昇/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は30日、2010年7月度の首都圏新築戸建住宅および中古マンションの登録・成約価格について発表した。同社の全国不動産情報ネットワークにおける登録物件(新築戸建5,660件、中古マンション1,159件)と、成約物件(新築戸建 1,357件、中古マンション487件)の価格についてまとめたもの。

 それによると新築戸建の登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,063万円(前年同月比▲2.4%)と25ヵ月連続のマイナス。成約価格は3,144万円(同▲2.6%)で、23ヵ月連続のマイナスとなったが、東京23区の成約価格は4,571万円(同4.3%増)と14ヵ月ぶりに4,500万円を上回り、23ヵ月ぶりにプラスとなった。

 中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,241万円(同10.9%増)で8ヵ月連続のプラス、前月比でも1.4%上昇し、再びプラスとなった。成約価格は2,143万円(同8.8%増)と7ヵ月連続のプラス、前月比でも0.7%上昇し、2ヵ月連続のプラスとなった。これは、成約の多い神奈川県で3,000万円以上の物件の成約が好調だったことによるもの。一方、成約物件の平均価格は4ヵ月連続で登録物件の平均を下回り、1平方メートル当たりの成約価格は前年同月比7ヵ月連続のプラスとなった。


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