ビルダーや工務店からなるSE構法登録施工店460社(4月現在)を通じてSE構法を供給している(株)エヌ・シー・エヌ(NCN)は、木造賃貸住宅事業などを手がける同施工店フォレストホーム(株)(大阪市中央区)と資本および業務提携し、9月1日から同構法による木造賃貸事業に参入する。
フォレストホームの木造賃貸事業は、3階建てや独自の保証制度などを活用し、建設予定地の形状に合わせた土地の有効活用を提案していることが特徴。NCNは同構法の普及に有効と判断した。
今回の提携に伴いNCNは、フォレストホームを営業部門と工事部門に分割し、営業専業の合弁会社フォレスト(株)(東京都港区)を設立。既存のフォレストホームは工事部門専門とし、NCNが資本金の51%を出資、代表取締役にはNCNの山河和博氏が就任する。これにより、営業エリアを全国で展開できる体制とし、初年度20棟、100室以上の供給をめざす。
NCNでは、2010年度から独自のノウハウを持つ登録施工店と資本または業務提携を行なっていく方針で、同構法の普及および登録施工店の事業拡大を進めていくとしている。