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東京の倉庫、ホテル、オフィス、期待利回りの低下が拡大/シービー・リチャードエリス総合研究所調査

 シービー・リチャードエリス総合研究所(株)は8月31日、「不動産投資に関するアンケート」結果を発表した。東京主要部の各セクター(オフィス・賃貸マンション・商業・ホテル・倉庫)の期待利回りは全セクターで低下した。 

 調査は、期待利回り水準などを把握するためのデータの収集・分析のために四半期毎に実施しているもの。今回は7月1~15日、不動産投資にかかわる170人を対象にメールによるアンケートを実施し、106件の回答を得た。
 
 オフィスについては、東京大手町のオフィスビルの期待利回り(NOIベース、以下同)が4.30~4.70%(前四半期比:下限が20bps低下、上限が5bps低下)となった。一方、大阪では6.50~6.95%(同下限が変化なし、上限が5bps低下)とほぼ横ばいとなり、名古屋では6.70~7.10%(同下限が10bps上昇、上限が10bps上昇)と上昇した。

 東京のワンルームタイプの賃貸マンションの期待利回りは5.80~6.00%(同下限変化なし、上限が20bps低下)。ファミリータイプは5.80~6.20%(同下限上限とも10bps低下)。

 商業施設では、東京・銀座中央通りマルチテナントビルの期待利回りは4.60~5.00(同下限5bps上昇、上限が15bps低下)。

 ホテルは、東京の宿泊特型ビジネスホテルの期待利回りは6.80~7.50(同下限10bps低下、上限が25bps低下)。

 倉庫では、首都圏湾岸の倉庫の期待利回りは6.00~6.55(同下限5bps低下、上限が30bps低下)と大幅に低下した。

 詳細はホームページ参照。


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