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環境配慮型住宅の拡販などに注力し、増収増益/積水ハウス11年1月期第2四半期決算

 積水ハウス(株)は9日、11年1月期第2四半期決算を発表した。

 当期(2010年2月1日~7月31日)は、コア事業の強化と事業ポートフォリオの拡大、環境配慮型住宅の積極的な拡販を事業拡大の牽引役とする「グリーンファースト戦略」を展開するなどした結果、売上高7,387億7,700万円(前年同期比10.6%増)、営業利益263億8,200万円(同780.6%増)、経常利益257億8,400万円(同871.9%増)、当期純利益136億2,200万円(前年同期:純損失23億7,300万円)と増収増益となった。

 工業化住宅請負事業の戸建住宅請負事業では、環境配慮型住宅「グリーファースト」が受注の約7割を占めるなど順調に推移し、売上高は3,457億5,300万円(前年同期比22.9%増)、営業利益338億3,400万円(同91.7%増)となった。

 不動産販売事業の戸建住宅販売事業では、販促イベント「まちなみ参観日」を開催し、販売を強化。また、オーストラリア・シドニー近郊で09年に開始したマンション第1期分譲では契約率が約90%を超え、4月に開始した第2期分譲も販売計画を上回ったが、売上高は1,208億8,200万円(同▲10.5%)、営業損失10億1,800万円と減収した。

 不動産賃貸事業は、同社賃貸住宅シャーメゾンの一括借上げおよび管理受託戸数が堅調に増加するなど、売上高1,882億9,800万円(同3.4%増)、営業利益73億7,100万円(同▲3.1%)となった。

 通期の連結業績は、売上高1兆4,750億円、営業利益555億円、経常利益555億円、当期純利益300億円を見込んでいる。


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