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減収も、経費削減等が奏功し黒字転換/東建コーポ11年4月期第1四半期決算

 東建コーポレーション(株)は8日、2011年4月期第1四半期決算を発表した。

 当期(10年5月1日~7月31日)の連結売上高は482億1,100万円(前年同期比▲2.3%)、営業利益は5億6,700万円(前年同期:営業損失13億7,300万円)、経常利益は7億5,900万円(同:経常損失11億8,600万円)、当期純利益は6億6,000万円(同:純損失7億9,900万円)。

 建設事業では、完成工事高は減少したものの、コストダウン効果により利益率が改善。ナスラック(株)も、水回りを中心とした外販売上高は前年同期比で減少したが、利益率の改善に努めた。その結果、売上高242億9,800万円(前年同期比▲12.0%)、営業利益13億1,600万円(前年同期は営業利益0円)を計上した。

 不動産賃貸事業については、サブリース経営代行システムによる入居者からの家賃収入の増加、および管理物件数の増加により、売上高は前年同期を上回る結果に。また、賃貸物件の入居率は93.8%と、前年同期に比べ1.3ポイント改善した。結果、売上高232億1,300万円(前年同期比10.6%増)、営業利益6億8,600万円(同258.1%増)となった。

 リゾート事業は、利益率の改善に努めるも、ゴルフ場における入場者数減少の影響から、売上高4億6,200万円(同▲11.4%)、営業利益3,000万円(同48.3%増)であった。 

 なお通期は、売上高2,138億8,200万円、営業利益44億3,500万円、経常利益51億7,100万円、当期純利益27億4,400万円を見込んでいる。


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