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施設活性化めざし商業施設「京都ファミリー」をリニューアル/JRF

 日本リテールファンド投資法人(JRF)は10日、同社が保有している商業施設「京都ファミリー」(京都市右京区)のリニューアルを行なうと発表した。同物件の核テナントである「ジャスコ」(イオンリテール(株))がJRFに賃貸部分の一部を返還し、返還部分に新規テナントを導入する。

 同物件は鉄筋コンクリート造陸屋根地下1階地上4階建て、延床面積4万4,292.44平方メートル、賃貸可能面積は2万5,277.38平方メートル。一方、同テナントの現在の賃貸面積は1万3,731.39平方メートルで、返還後は5,415.46平方メートルとなる。

 リニューアル計画では、核テナント区画の一部を専門店化し、返還される2階部分には大型専門店(賃貸面積3,043.90平方メートル)を導入、集客力の増加を図る。
 
 今後、9月20日に「ジャスコ」の2階部分の営業が終了し、9月下旬~10月上旬に同店1階部分をリニューアル、10月下旬に大型店が2階部分に新規開店する。なお、現時点では店舗名は非公表としている。

 同物件全体のリニュアール後の想定についてJRFは、2011年度売上120億円(09年度売上高103億円)、不動産賃貸事業収入約12億5,000万円(09年3月~10年2月は約12億4,000万円)、年間想定NOI約4.6憶円を見込んでいる。


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