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外国人比率2割めざす、「三井ガーデンホテル上野」がオープン/三井不動産グループ

「三井ガーデンホテル上野」外観
建設中の東京スカイツリーが見える「モデレートダブル」タイプの部屋。2人でゆったり眠れる幅160cmのベッドを配置している
フロントやエレベーターホールに出没する「妖精のおもてなし」というテーマのオブジェ

 三井不動産(株)と(株)三井不動産ホテルマネジメントは14日、「三井ガーデンホテル上野」(東京都台東区、客室数245室)をオープンした。

 同ホテルは、東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅徒歩1分、JR「上野」駅徒歩2分に位置。戸部商事(株)が所有する土地に建物を建築後、ホテル部分を三井不動産が賃借、(株)三井不動産ホテルマネジメントが運営する。敷地面積は約840平方メートル、延床面積は約7,300平方メートル、鉄筋コンクリート造地上14階建て。

 「緑・文化・歴史・芸術」のまちである上野に立地することから、外観は和紙や墨色を意識した日本らしい粋でシンボリックなデザインを採用。内装は、上野恩賜公園に広がる緑をイメージした「Forest」をテーマとした。

 2層吹抜けのロビーラウンジは、木目調の壁をベースに“木漏れ日”を感じさせる白と緑の照明で演出している。また、東京藝術大学出身の3名のアーティストが、“森の住人”をコンセプトにアートやオブジェを約70点配置した。

 客室は、18平方メートルのシングルルームを中心に、25平方メートルまでの全7タイプで構成。室内には、全米ホテルシェアナンバー1のサータ社製ベッドやオリジナル快眠枕、32インチ以上の液晶テレビを設置し、快適に過ごせる空間を提供する。また、レディースルームを5室用意、女性スタッフが選定した備品やアメニティを備えた。

 13日に開いたプレス向け説明会で、三井不動産ホテルマネジメント代表取締役社長の石田 健氏は「多数のホテルがある上野エリアにおいて、ひと回り大きい客室と、外国人観光客の誘致に注力することで差別化を図りたい。外国人宿泊客比率2割以上、通年で8割の稼働をめざす」などと語った。


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