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都市再生緊急整備地域内の大規模マンション「ミッドオアシスタワーズ」竣工/三菱地所・藤和不動産

「ミッドオアシスタワーズ」全景。大規模商業施設「アリオ橋本」(写真手前)が隣接する
タワー棟29階に設置した「ビューラウンジ」。丹沢山系や富士山を眺めることができる
メインユーザーであるファミリー層に訴求する共用施設として設置された、2層構造のキッズルーム。このほか、入居者専用の託児所も用意している

 三菱地所(株)と藤和不動産(株)が開発を進めてきた大規模マンション「ミッドオアシスタワーズ」(相模原市緑区、総戸数705戸)が竣工。14日、報道陣に公開された。

 同マンションは、JR横浜線「橋本」駅徒歩11分に立地。都市再生措置法にもとづく都市再生緊急整備地域「橋本サウスエリア」(総施行面積12万6,000平方メートル)内にあり、大型複合商業施設「アリオ橋本」や公益施設などと複合開発されている。敷地面積は約1万4,000平方メートル、延床面積は約7万8,000平方メートル。今回竣工した、地上23階地下1階建て・総戸数368戸の「レジデンス棟」と、地上32階地下1階建て・総戸数337戸の「タワー棟」(2010年12月竣工予定)からなり、建物はいずれも免震工法を採用している。

 「オアシス」の名のとおり、敷地中央には数種の樹木や草花を植栽した庭園「憩いのオアシス」を配置。「出会いの広場」「木もれびの小径」「陽だまり広場」「コーチエントランス」といった緑豊かなランドスケープデザインとした。また、メインユーザーであるファミリー層に訴求するため、共用施設として、ワークルーム、ラウンジやパーティールーム、キッズルーム、入居者専用の保育施設などを用意している。

 住戸は2LDK~4LDK、専有面積約59~約100平方メートル。販売価格は、2,248万円~5,498万円。平均坪単価は、153万円。すでに、レジデンス棟は全戸が販売され、販売残は約50戸。タワー棟は、残り65戸。主要な購入者は、30代のファミリー、DINKS層。6割が地元相模原市民だが、隣接の東京都八王子市・町田市や、京王相模原線沿線の川崎市多摩区などからも集客しているという。

 今後は、子育て関連の共用施設や商業施設隣接の立地をアピール。完全竣工前の完売をめざす。


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