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新モニタリング制度に加え、「フォローアップ制度」を創設/高層住宅管理業協会

「新モニタリング制度に加え、『フォローアップ制度』を創設することで、マンション管理適正化法の法令遵守を徹底していきたい」と語る黒住理事長

 (社)高層住宅管理業協会は22日、第280回理事会を開催。終了後、記者懇談会を行なった。

 理事会では、協会執行部の体制を強化するため、、新副理事長に山根弘美氏((株)ダイワサービス代表取締役社長)を選任した。また、セントラルライフ(株)、山陽山興(株)の協会および保証機構への入会を承認。一方、東急リロケーションサービス(株)が9月30日付けで協会会員を退会、首都圏建物管理(株)が同日付けで協会会員および保証機構会員を退会し、(株)エレマックス、エス・シーエル(株)が同日付けで保証機構会員を退会予定であることから、協会会員は408社、保証機構会員は357社となる。

 懇談会の席上、同協会理事長の黒住昌昭氏は「マンション管理適正化法の法令遵守のため、協会会員への新モニタリング制度に加え、必要に応じて再度立入り調査し、指導を徹底していく『フォローアップ制度』を11月に創設する予定。評価基準にもとづき4ランクで評価し、規定に達しなかった会社については是正措置を徹底していきたい」などと語った。

 併せて、「工事完成保証・瑕疵担保責任保険制度」の創設に関する件にも言及した。会員のうち建設業登録をしている140社へのアンケートを行なった結果、73社が制度の創設を希望していることがわかったため、同制度について本格的に検討を進めていく考え。また、会員の研修施設を利用しての「マンション管理初任者研修(体験型)」を5月に東京で、6月に大阪で実施。座学と実技体験による2日間の研修で、合計18社37名の参加があり、10・11月には東京、大阪にて合計募集定員80名での実施を予定していることを明らかにした。


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