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首都圏中古マンション成約価格、8ヵ月連続の上昇/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は29日、2010年8月度の首都圏新築戸建住宅および中古マンションの登録・成約価格について発表した。同社の全国不動産情報ネットワークにおける登録物件(新築戸建5,207件、中古マンション1,041件)と、成約物件(新築戸建 1,163件、中古マンション363件)の価格についてまとめたもの。

 新築戸建の登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,027万円(前年同月比▲2.1%)と26ヵ月連続のマイナス。成約価格は3,113万円(同▲1.6%)で、24ヵ月連続のマイナスとなった。前月23ヵ月ぶりに上昇した東京23区も、4,351万円(同▲3.2%)と、再び下落となった。成約平均価格は、6ヵ月連続で登録価格を上回った。

 一方、中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,325万円(同13.7%増)で9ヵ月連続のプラス、前月比でも3.7%上昇し、2ヵ月連続のプラスとなった。成約価格は2,174万円(同15.6%増)と2ケタ増で、8ヵ月連続のプラス。前月比でも1.4%上昇し、3ヵ月連続のプラスとなった。成約の多い神奈川県・東京23区で3,000万円以上の物件の成約が好調だったことによるもの。ただし、成約物件の平均価格は5ヵ月連続で登録物件の平均を下回っている。


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