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10月5日から「めやす賃料表示」を開始/日管協

めやす賃料表示のロゴマーク。赤色と緑色はそれぞれ「借主」と「貸主」を意味し、相互の信頼と安心、理想的な賃貸住宅への想いをデザインに込めている。

 (財)日本賃貸住宅管理協会(日管協)は5日、消費者が賃貸借期間中に支払う金額をわかりやすく示す新しい賃料表示制度「めやす賃料表示」をスタートする。

 めやす賃料表示は、賃料、共益費・管理費、敷引金、礼金、更新料を含め、4年間賃借した場合の1ヵ月当たりの金額を算出し、募集チラシや物件情報誌、ウェブ広告、入居申込書などに表示するもの。全国各地の商習慣の違いなどによる、賃貸借契約時のトラブル防止を目的としている。 

 開始当初の表示物件は、サブリース会社を中心とする日管協会員の100万戸の管理物件で、導入準備中の会員企業を含めると約40社、約177万戸になる。今後、会員および他団体へ導入を呼びかけていく。

 表示開始にあたり日管協は、ポスターやチラシ、ステッカー、店頭説明資料を用意。導入企業などを通じて消費者に告知し、同表示制度の普及・拡大に努めていく。

 また、日管協ウェブサイトに同表示制度のホームページを開設。表示の仕方やめやす賃料の自動計算プログラムなどを掲載している。


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