東急不動産(株)は生物多様性保全と環境配慮をテーマにした分譲マンション「BRANZ東雲」(東京都江東区、総戸数144戸)を発売した。
同物件は、東京臨海高速鉄道「東雲」駅徒歩9分に立地する、地上15階建てのマンション。敷地南側に、約120平方メートルの植栽を施した中庭「コミュニティパティオ」を設置。生物多様性保全に寄与するため、シンボルツリーを中心とした緑化やウェルカムバードバスや巣箱で鳥を呼び込むしかけを実施。近隣の自然や生物の生態系の連続のため、地域のエコロジカルコリドー(生態系回廊)形成に取り組む。
また、プレイデッキやサークルベンチには、ペットボトルキャップ等の廃プラスチックや木屑などの廃木材を資源再利用した100%リサイクル材の再生木材を利用。植栽への灌水には雨水貯水槽に溜めた雨水を再利用する。このほかにも、(1)中庭床材に保水性ブロックを使用、(2)マンションの屋上部に約5.5kwの太陽光ソーラーパネルを設置、エレベーターや共用部の一部へ電力供給、(3)自転車置き場の壁面緑化と屋上緑化なども導入する。
住戸は、2LDK~4LDK、専有面積64~88平方メートル。次世代省エネ基準最高等級4をクリア。エコジョーズ、保温浴槽、節水便器などの省エネ・省CO2機器を導入。共用部での取り組みと合わせ、マンション全体でCO2排出量を年間約22%(約5.9t)削減。年間光熱費を一戸あたり約3万3,000円節約できるという。
予定販売価格帯は、3,900万円台~6,500万円台。予定最多価格帯は4,900万円台。