野村不動産アーバンネット(株)は7日、2010年10月1日時点の首都圏の住宅地地価および中古マンション価格動向の調査結果を発表した。四半期ごとに実施しているもので、調査地点は住宅地140地点、中古マンション216地点。
住宅地地価は、四半期比較で「値上がり」を示した地点が16.4%(前回24.3%)、「横ばい」が70.7%(同64.3%)、「値下がり」が12.9%(同11.4%)。首都圏エリア平均で0.0%(同0.9%)の変動率となり、価格の安定化傾向を示した。
一方、中古マンション価格は、四半期比較で「値上がり」を示した地点が 11.1%(同27.8%)で、「横ばい」が69.0%(同59.3%)と約7割を占めたが、「値下がり」は19.9%(同13.0%)と微増しており、弱含みの兆しが見られた。首都圏エリア平均では、▲0.3%(同0.9%)の変動率となり、6四半期ぶりのマイナスに転じた。
年間ベースの地価変動率は、首都圏エリア平均で2.2%(同1.9%)、中古マンション価格変動率は、首都圏エリア平均で1.7%(同2.1%)となった。