三鬼商事(株)は8日、2010年9月末時点の大阪のオフィスビル市況について発表した。
大阪ビジネス地区の平均空室率は11.69%(前月比▲0.12ポイント)と、3ヵ月ぶりに下落した。新築・既存ともに成約や入居が進み、1ヵ月間に大阪ビジネス地区全体で空室面積が約2,500坪減少したことによる。
移転動向は、オフィス縮小の勢いが弱まった一方、新築ビルや値ごろ感のある好条件のビルに引合いや成約が進んでいる。ただ、経費削減に伴う借換え移転の動きが主流を占めるため、テナント誘致競争は厳しい状況。また、このような状況下で誘致を柔軟に対応する動きがみられるとした。