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首都圏投資用区分所有マンション価格は前期比微増の1,084万円/健美家調査

 不動産投資の収益物件検索サイトを運営する健美家(株)は6日、首都圏の不動産投資用物件の2010年7~9月期市場動向を発表した。

 調査は、同社運営サイトに登録された流通物件と問合せのあった物件(検討物件)を、区分所有マンション、アパート・マンション・ビル1棟ごとに物件数、投資利回り(表面利回り)、物件価格、完成後年数を四半期別に集計したもの。

 区分所有マンションの流通物件の価格は、1,084万円(前期(4~6月期)比6万円増)、投資利回りは10.29%(同▲0.19ポイント)、検討物件の価格は、845万円(同53万円増)、投資利回りは12.05%(同▲0.33ポイント)。流通物件と検討物件の価格の乖離は239万円となった。

 1棟アパートの流通物件の価格は、5,347万円(同172万円増)、投資利回りは10.45%(同0.04ポイント増)。検討物件の価格は、前年10~12月期から低下が続き3,371万円(同▲273万円)、投資利回りは13.0%(同0.05ポイント増)となった。流通物件と検討物件の価格の乖離は1,976万円まで広がった。

 1棟マンションの流通物件の価格は、1億5,294万円(同▲225万円)、投資利回りは9.36%(同▲0.03ポイント)。検討物件の価格は1億2,864万円(同323万円増)、投資利回りは11.08%(同▲0.03ポイント)となった。完成後年数は、流通・検討物件ともに前年同時期より2年長くなり20年を超えた。

 1棟ビルの流通物件の価格は、2億2,437万円(同910万円増)で、投資利回りは9.27%(同▲0.37ポイント)。検討物件が1億6,148万円(同1,409万円増)で、投資利回りは11.37%(同▲0.06ポイント)となった。完成後年数は、流通物件が22年8ヵ月、検討物件が23年4ヵ月と、いずれも前年同時期より長くなっている。


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