アドバンス・レジデンス投資法人(ADR)は15日、2011年1月期中間決算を発表した。
当期(10年3月1日~8月31日)の営業収益は114億1,500万円、営業利益47億6,600万円、経常利益23億1,000万円、当期純利益456億2,200万円となった。なお、中間期における分配金はない。
同投資法人は、旧アドバンス・レジデンス投資法人と日本レジデンシャル投資法人(NRIC)との合併により10年3月1日に設立、保有資産規模は3,684億円、183物件となった。合併により、負ののれん432億円が発生し、長期安定分配基盤を確立。公募増資による新投資口25万7,694口を発行し、発行済投資口数は98万口になった。
当期は、賃料収入の下落傾向への対策として、新規物件6棟(取得価格約104億円)を取得するとともに、既存物件を11棟売却(売却額89億3,000万円)、物件入替えによりポートフォリオの改善を行なった。
次期は、営業収益208億5,700万円、営業利益94億4,600万円、経常利益53億6,200万円、当期純利益486億7,300万円を見込んでいる。